白兵ディエレス船, リビアホプリタイ

募兵費 430
維持費 86
船体強度 501
船速 6
白兵戦攻撃 24
武器ダメージ 20
白兵戦防御 39
防具 55
耐久力 45
長所と短所
  • 非常に脆弱な船体
  • 非常に軽装備の搭乗員
  • 高い船速
  • 低い衝角突撃能力
  • 高い接舷移乗能力
  • 平均的な防御の部隊
  • 小さなダメージと平均的な徹甲力
  • 脆弱な攻撃
  • 低い士気
解説

衝角が軍船に装備されたのはBC9世紀頃とされています。この武装によって海軍とその戦術は大きく変化し、船は単に兵士を乗せるだけの役割ではなく、それ自体が兵器として運動するようになりました。衝角は青銅製で、当初は牛の角のように鋭角に造られましたが、敵の船体に刺さって抜けなくなる事態が発生したため、先端が広がった扇のような形が主流となりました。敵船に体当たりして船殻に被害を及ぼすにはガレー船の速度や衝突角度が重要となり、より速く、より小回りが利く船が求められました。速度を上げるには多くの櫂を必要としますが、船内スペースには限界があり、船体を大きくすれば機動性が減少します。そのため漕ぎ手の腰掛けを延長し、一本の櫂を複数の人間で漕ぐことで解決を図りました。これらの船は高速で機動力があり、不測の事態にも対応することが可能でした。またいくつかの国は海戦の新兵器として火壺を使用しました。これは可燃油や硫黄、樹脂で満たされた素焼きの壺で、着火したのち敵船に放たれました。上手く命中すれば消火に非常に時間がかかるため、敵の戦闘能力を大きく削ぐことができました。

カルタゴ軍の主力は傭兵隊ですが、それ以外の部隊と言えばフェニキア人植民者の子孫、現地のリビア人、そしてサハラ砂漠に住むベルベル人から募兵した兵士です。フェニキア人はBC10世紀頃からアフリカの沿岸に植民市を建設しており、カルタゴを始めとしてレプティス・マグナ、サブラタなど多くの都市が生まれました。海上交易を何よりも重視したフェニキア人は地中海のみならず大西洋にも進出し、ジブラルタル海峡を臨むティンギスは地中海の入り口となる要衝に築かれています。BC5世紀までには北アフリカと西地中海はカルタゴの支配と保護の下に置かれ、商業的繁栄を謳歌しました。交易上の文化的接触により、フェニキア人はギリシアやリビア、ベルベル人も含む様々な民族の影響を受けました。軍事における装備や戦術もその例外ではなかったのです。

募兵要件
建設物
利用可能な勢力