特別独裁官
- +15% 収税率
- -6 社会秩序
- -50% 政治行動の費用
- +1 募兵スロット
解説
ローマでは国家の非常時に際してディクタトール(独裁官)を任命し、強大な権限を与えて事態を収拾させることがありました。通常では独裁官を任命するのは執政官ですが、トラシメヌス湖畔の戦いでの大敗を受けて元老院がクィントゥス・ファビウス・マクシムスを独裁官に任命するという異例の状況となり、ファビウス・マクシムスはプロディクタトール(特別独裁官)と呼ばれました。これは前例にないことでしたが、ハンニバルを撃退するには止むなしと元老院は判断したのです。ファビウス・マクシムスは持久戦法を取り、ハンニバルが消耗するのを待とうとしましたが、彼の姿勢はミヌキウス・ルフスなどの政敵に消極的だと非難され、戦略を堅持できないまま任期切れとなりました。