スパルタ

古き遺産: +2 文化の移行
烈しい独立心: +10% 自勢力または同盟勢力の領域で戦う場合の全部隊の白兵戦防御

解説

他のギリシアの都市国家とは違い、スパルタは平時においても常に臨戦態勢を敷いています。

スパルタ人の人生は戦士のための訓練を受けるか、戦士となるか、他の人間に戦士としての訓練を施すことに全てを費やしていました。手工業や農業、商業や他の諸々の雑事はペリオイコイと呼ばれる非市民である自由民やヘイロタイと呼ばれる奴隷のための仕事でした。スパルタ人はヘイロタイへの殺戮を正当なものとするため彼らに宣戦布告を行い、訓練の一環として若者に奴隷を殺させました。当然奴隷たちも無抵抗で殺されるわけではなく、この実戦で鍛えられたスパルタ人は身体的にも精神的にも完璧な兵士に育ち、直面する者を畏怖させるのです。ペルシア戦役の際にはわずか300人のスパルタ兵がテルモピュライに立ちはだかり、ペルシアの大軍を相手に最後の一人まで戦って最上の名誉を勝ち得ました。

マケドニアのフィリッポス2世が台頭するとスパルタはこれと対立しましたが結局はコリントス同盟に譲歩せざるを得ず、マケドニアの覇権を許していましたが、いまギリシアは再び混乱の最中にあります。スパルタがかつての栄光を取り戻し、世界を征服する機会が訪れているのです。

他の家系

ゲルーシアと呼ばれるスパルタの長老会議は60歳以上のスパルタ市民が28人、そして二人の王を加えた30人によって構成されていました。この会議においては大きな声を放つことが重要視され、最も大きく叫ぶ者の意見によって決定されていました。これはスパルタの立法者であるリュクルゴスからの伝統に基づいたものです。

王の一族

スパルタは二人の世襲の王を持ち、それぞれがヘラクレスの末裔と称するエウリュポン家とアギス家から選出されることが慣わしとなっていました。二人の王は権威と権限において完全に平等です。
  • 質素の美徳: -10% 工業及び商業施設からの利益
  • ヘイロタイの弾圧: -25% 奴隷による社会不穏
  • スパルタの戦士: +1 募兵したスパルタ歩兵の経験ランク
開始時の領土
スパルタ
勢力固有の部隊